パグの爪切りは、月1〜2回を目安に行うとよいでしょう。本記事では、爪切りのタイミングの見極め方、正しいやり方の手順、道具の選び方、嫌がるときの慣らし方までを、初心者にも順を追って詳しくまとめて紹介します。

パグの爪切りは、月1〜2回を目安に行います。よく散歩に出かける個体は爪が地面で摩耗しやすいため月1回程度、室内で過ごす時間が長い個体は爪が削れにくいため月2回程度が目安です。
生活スタイルによって適切な頻度は変わるため、決まった間隔にこだわりすぎず、爪の伸び方を見ながら調整するとよいでしょう。パグのお手入れ全体の流れは、パグのお手入れ方法の記事でも紹介しています。毎日行うブラッシングとは頻度が異なるため、パグの抜け毛対策・ブラシの選び方とあわせてケアの間隔を整理しておくと、習慣にしやすくなります。
なお、パグは足の内側に狼爪(ろうそう)と呼ばれる爪を持つ個体もいます。地面に接しないぶん摩耗しにくいため、ほかの爪より意識して確認しておくとよいでしょう。

狼爪は伸びすぎると内側に巻き込み、皮膚に触れてしまうこともあります。ほかの爪と一緒に、定期的なチェックの対象に加えておくと安心です。

爪切りのタイミングは、歩いたときの音で見極められます。フローリングを歩く際に爪がカシャカシャと当たる音が聞こえたら、切り時のサインです。
見た目でも、爪の先が丸みを帯びずに尖ったまま伸びている場合は、そろそろ切ったほうがよい状態です。音や見た目のサインをこまめに確認する習慣をつけておくと、切り忘れを防ぎやすくなります。
爪が伸びすぎると、歩き方のバランスが崩れたり、フローリングで足が滑りやすくなったりすることもあります。散歩から帰ったタイミングで爪の様子をチェックする習慣にすると、自然と確認の機会が増えるでしょう。


パグの爪切りは、少しずつ角度を変えながら小さく切っていくことが基本です。爪の中には血管が通っているため、一気に深く切らず、様子を見ながら少量ずつ整えていきます。
切り終えたあとは、爪やすりで断面の角を丸くしておくと、引っかかりにくくなります。血管の位置が分かりにくいときは、慎重に少しずつカットすることを優先しましょう。
明るい場所で作業すると、爪の中の血管が透けて見えやすくなり、切る位置の判断がしやすくなります。とくに黒っぽい爪は血管が見えにくいため、いつも以上に少量ずつ整えていくと安心です。

爪切りの道具には、ハサミタイプとギロチンタイプがあります。ギロチンタイプは、丸い穴に爪を通してカットする仕組みで、切る位置が安定しやすいという特徴があります。
道具は、パグの爪の太さに合ったサイズを選ぶと、スムーズに作業を進めやすくなります。子犬期は爪がまだ薄くやわらかいため、小型犬向けの刃が小さいタイプを選ぶと扱いやすいでしょう。
滑り止め付きのグリップであれば、力の加減がしやすく、切る位置がぶれにくくなります。長く使うものなので、手になじむ握りやすさも選ぶ際のポイントにするとよいでしょう。お迎え時に揃えるグッズ全体は、パグを迎える前に必要なものリストで紹介しています。

パグが爪切りを嫌がる場合は、いきなり全部の爪を切ろうとせず、少しずつ慣らしていくとよいでしょう。まずは足先に触れることに慣れてもらい、道具を見せるだけの日を挟むのも一つの方法です。
1本切るごとにおやつをあげるなど、爪切りをよい体験として結びつけると、次第に落ち着いて受け入れやすくなります。万が一出血してしまった場合は、清潔なガーゼで軽く押さえ、心配なときは動物病院に相談すると安心です。
無理に一度で終わらせようとせず、今日は前足だけ、明日は後ろ足だけというように分けて進める方法も効果的です。焦らず続けることで、パグにとっても飼い主にとっても負担の少ない習慣になっていくでしょう。

パグの爪切りは、月1〜2回を目安に、音や見た目のサインを確認しながら行うことが大切です。少しずつ角度を変えて小さく切り、やすりで断面を整えると、安全に仕上げられます。
道具はギロチンタイプ・ハサミタイプの特徴を踏まえて選び、嫌がる場合はおやつを使いながら焦らず慣らしていきましょう。狼爪の確認も忘れずに行うと、ケアの抜けもれを防げます。
パグのお手入れ方法とあわせて、日々のケアの習慣に取り入れてみてください。