TOP基本情報パグドルとは?パグとトイプードルのミックス犬の特徴と値段相場

基本情報

パグドルとは?パグとトイプードルのミックス犬の特徴と値段相場

ゆるく波打った巻き毛と鼻ぺちゃな顔立ちをあわせ持つ小型のミックス犬が芝生でこちらを見ている様子

パグドルは、パグとトイプードルを両親に持つミックス犬で、パグプーという呼び名で紹介されることもあります。被毛が巻き毛寄りに出るか短毛寄りに出るかで、毎日のお手入れの中身が大きく変わる組み合わせです。本記事では、見た目やサイズ、性格の傾向から、被毛タイプ別のお手入れと値段相場まで紹介します。

パグドルとは?パグとトイプードルから生まれるミックス犬

パグとトイプードルを掛け合わせたミックス犬がパグドルとよばれることを示した図解です。

パグドルは、パグとトイプードルをかけ合わせて生まれるミックス犬で、パグプーとよばれることもあります。ミックス犬全般の考え方はパグのミックス犬の特徴で紹介しているため、本記事ではパグドルに絞って傾向を見ていきましょう。

パグドルは公認された犬種ではなく、体格の近い2犬種のかけ合わせから生まれます。そのため、体の大きさよりも被毛や顔立ちのほうに個体差が現れやすい組み合わせと考えられます。

パグは短毛のダブルコート、トイプードルは巻き毛のシングルコートという、性質のまったく異なる被毛を持つ犬種です。この違いの大きさが、パグドルの見た目と暮らしぶりに幅を生む理由といえるでしょう。

パグドルの見た目とサイズの傾向

パグドルの見た目が鼻づらや目もと、毛色の出方でトイプードル寄りとパグ寄りに分かれることを示した図解です。

パグドルの見た目は、パグとトイプードルのどちらの特徴を強く受け継ぐかによって印象が変わります。ここでは顔立ちと鼻づら、毛色、サイズの目安に分けて見ていきましょう。

顔立ちと鼻づらの出方

顔立ちで分かれやすいのが、鼻づらの長さです。パグ譲りの短い鼻づらを受け継ぐ子もいれば、トイプードル側の面影が出て鼻筋がわずかに伸びる子もいます。

耳については、パグもトイプードルもどちらも垂れ耳の犬種です。そのためパグドルの耳は垂れ耳に落ち着く例が目立ち、顔の輪郭ほどには出方が割れません

目の印象は、パグの大きくまるい目と、トイプードルのやや切れ長な目のどちらに寄るかで変わります。鼻づらが短めに出た子ほど、パグらしいくしゃっとした表情が濃く残る傾向があるようです。

毛色の出方

パグドルの毛色は、シルバーやアプリコット、フォーン、ブラックなどが紹介されています。パグのフォーンや黒と、トイプードルの豊富なカラーが重なるため、色の選択肢は純血種のパグより広くなります。

同じ両親から生まれた兄弟犬でも、色の濃さや差し色の入り方が異なる例も見られます。毛が伸びる子の場合、成長にともなって色が淡く変化していくこともあるようです。

パグ特有の黒いマズルや、背中の黒い線が残る子もいます。毛色そのものよりも、そうした模様の出方に親犬の面影を見つけられる場合もあるでしょう。

サイズの目安

パグドルの大きさは、両親の中間程度に落ち着く例が多いといわれています。パグは体重6〜8kg前後、トイプードルは体重3kg前後・体高24〜28cmが一般的な目安とされています。

パグドルの体重は5〜8kg前後、体高は25〜28cm前後という数字が例として紹介されることもあります。体高が近い2犬種の組み合わせのため、高さの幅はチワワなどとのミックスより狭くなります。

一方で、体重はパグ寄りのがっしりした体つきに出るか、トイプードルの華奢さを受け継ぐかで差が出ます。親犬の体格や兄弟犬の様子を尋ねておくと、成犬時のサイズを考えるヒントになるでしょう。

パグドルの性格の傾向

おもちゃをくわえて飼い主のほうへ振り向いているパグドルの様子です。

パグドルの性格は、パグの陽気さとトイプードルの賢さが組み合わさって現れる傾向があります。パグは人懐こく穏やかな犬種、トイプードルは飼い主の指示をよく見て覚える犬種として知られています。

パグドルでは、この2つの気質がどちらも前に出やすいようです。人と関わる遊びを好み、名前を呼ばれて向き直る反応の早さにトイプードル譲りの一面がのぞくと考えられています。

しつけの場面では、短い時間で切り上げる進め方が向いています。褒められた行動を覚えるのが得意な一方、パグらしいマイペースさが顔を出す場面もあるため、一度に長く教え込もうとしない姿勢が助けになるでしょう。

遊び好きな面が強く出る子も少なくありません。投げたおもちゃを咥えて戻ってきては、飼い主の顔を見上げてもう一度をねだる表情には、両親どちらの愛嬌もしっかり受け継がれていると感じられます。

パグドルの被毛は巻き毛タイプと短毛タイプに分かれる

パグドルの被毛が巻き毛タイプと短毛タイプに分かれることを示した図解です。

パグドルの被毛は、大きく3つのタイプに分かれます。どのタイプに出るかで日々のお手入れの中身が変わるため、迎える前に押さえておきたいポイントといえるでしょう。

プードル寄りの巻き毛タイプ

トイプードルの被毛を強く受け継いだ子は、細かく巻いた毛が全身を覆います。トイプードルはシングルコートの犬種で、下毛が抜け替わる換毛期を持ちません。

このタイプの特徴は、抜け毛が少ないかわりに毛が伸び続けるという点にあります。毛が床に落ちにくいため掃除の負担は軽くなり、そのぶん毛を伸ばしたままにしない手入れが暮らしの中に組み込まれます。

毛の根元がもつれて毛玉になりやすい性質も、トイプードル側から受け継ぎます。とくに耳の後ろや脇の下、足のつけ根はほどけにくい場所として知られています。

パグ寄りの短毛タイプ

パグの被毛を強く受け継いだ子は、短くなめらかな毛並みに落ち着きます。パグはダブルコートの犬種で、上毛の下に細かい下毛が密に生えています。

このタイプは毛が伸びないため、カットのために定期的にサロンへ通う必要がありません。そのかわり、春と秋の換毛期には下毛がまとまって抜け替わり、日々のブラッシングが暮らしの中心になります

毛の長さが変わらないぶん、体型や皮膚の状態が見て分かりやすいという利点もあります。抱き上げたときの手触りは、パグらしいなめらかさがそのまま残る場合が多いようです。

中間のウェーブタイプ

両方の性質が混ざり、ゆるいウェーブのかかった毛並みになる子もいます。パグドルではこのタイプが現れることも多いといわれており、巻き毛ほどは伸びず、短毛ほどは抜けないという中間の性質を示します。

ウェーブタイプは、伸びやすい部分を部分的に整えるお手入れが向いています。顔まわりや足先、尾の飾り毛が伸びる一方、背中や腰は短いままという出方も見られます。

抜け毛の量も中程度に収まる例が多いため、ブラッシングと部分的なカットを組み合わせる形になります。どちらの手入れも軽めに、両方続けていく組み立てと考えると分かりやすいでしょう。

どのタイプかが分かってくる時期

子犬のころの毛は、どのタイプでもやわらかくふわふわしています。そのため、生後2〜3ヶ月の時点で成犬の毛質を見通すのは難しいものです。

毛質の輪郭がはっきりしてくるのは、生後半年前後からといわれています。有力な手がかりになるのが親犬の被毛で、トイプードル側の親を実際に見せてもらうと成長後の姿を想像しやすくなります

同じ両親から生まれた兄弟犬でも、巻き毛の子と短毛の子が同時に生まれる例もあるようです。どのタイプに育つかを見守る時間そのものを、ミックス犬ならではの楽しみと考えてみましょう。

被毛タイプ別のお手入れとトリミングの目安

パグドルのお手入れで押さえたい毛のタイプの見極めと道具選び、顔まわりのケアの3つのポイントを示した図解です。

パグドルのお手入れは、被毛がどのタイプに出たかによって道具も頻度も変わります。ここではタイプ別の進め方と、どのタイプでも共通して押さえたいケアを見ていきましょう。

巻き毛タイプのお手入れ

巻き毛タイプでは、スリッカーブラシで毛先のもつれをほどいてから、コームで根元まで通す2段階の手順が基本になります。毛玉ができる前にほどくため、毎日短時間ずつ続ける形が向いています。

毛が伸び続けるため、全身のカットも欠かせません。全身カットが必要な犬種のトリミングは、月1回程度が目安とされています。料金は小型犬のシャンプーとカットで5,000〜10,000円、トイプードルでは8,500〜12,000円程度が相場です(※2026年8月時点)。

パグドルもトイプードル寄りの毛質に出た場合は、この料金帯が参考になります。迎える前にサロンの料金表を確認しておくと、暮らしの計画を立てやすくなるでしょう。

短毛タイプのお手入れ

短毛タイプでは、ラバーブラシで毛の流れに沿ってなでるようにブラッシングする方法が向いています。抜けかけた下毛を浮かせて回収しやすく、皮膚への当たりもやわらかい道具です。

カットのためにサロンへ通う必要はなく、お手入れの中心は換毛期の抜け毛対策になります。春と秋はブラッシングの回数を週に数回へ増やす工夫が役立ちます。

パグ側の抜け毛の性質やブラシの選び方はパグの抜け毛対策とブラシの選び方で詳しく紹介しているため、あわせて参考にしてみてください。

タイプを問わず共通のケア

どのタイプでも共通するのが、顔まわりと耳のケアです。パグの特徴が強く出て顔にしわができた子は、しわの間をやわらかい布で拭き取るケアを習慣にすると清潔を保ちやすくなります。

耳は両親ともに垂れ耳のため、耳の内側は湿気がこもりやすく、入浴後に軽く水気を拭き取っておくと安心です。爪切りや足裏の毛の確認も、月に一度のペースで見ておくと落ち着いて進められます。

お手入れ全体の進め方はパグのお手入れ方法にまとめているため、順番に取り入れてみましょう。汚れやにおいが気になるときは、動物病院やトリミングサロンで相談してみてください。

パグドルの値段相場

パグドルの値段が変わる主な要因として被毛のタイプと流通量、販売元の3つを示した図解です。

パグドルの値段は、販売元や個体によって幅があります。流通する数が限られる組み合わせのため、価格の幅も広くなりやすいと考えられます。

値段の目安

パグドルの子犬は、20万円台を一つの目安として考えられます(※2026年8月時点の目安)。パグドル単独の集計を公表している子犬販売サイトは見当たらず、両親犬とミックス犬全体の水準から見当をつける形になります。

パグの子犬相場は、ブリーダー直販で16万円前後、ペットショップで22万円前後が目安とされています。トイプードルはブリーダー直販の成約平均が約23万円、掲載価格の平均は20万〜26万円台という数字が公表されています。

ミックス犬全体の掲載平均も、19万〜26万円台という水準に収まります。3つの系統がいずれも20万円台に収まるため、パグドルもその前後で紹介される例が多いと考えられるでしょう。パグ側の価格の考え方はパグの子犬の値段相場で詳しく紹介しています。

価格が変わる要因

同じパグドルでも、価格に差が出る要因はいくつかあります。まず影響しやすいのが被毛のタイプで、巻き毛寄りに出た子は人気が集まりやすく、価格が上がる場合もあります

流通する数の少なさも価格を左右します。パグドルは掲載そのものが散発的な組み合わせのため、出会えるタイミングによって提示される金額に開きが出やすくなります。月齢も要因の一つで、生後2〜3ヶ月ほどの子犬は問い合わせが集まりやすい時期にあたります。

販売元がペットショップかブリーダーかによっても、価格の考え方や含まれるサービスの内容が違ってきます。金額の高低で判断せず、飼育環境や親犬の様子まで見たうえで検討すると納得しやすくなるでしょう。

パグドルに会うには?迎える前に確認したいこと

サークルの中から前足をかけて外を見上げているパグドルの子犬の様子です。

パグドルを迎える方法は、ペットショップやブリーダーから探すのが一般的な選択肢です。ミックス犬は組み合わせによって生まれる数に差があるため、出会いはタイミング次第という面もあります。

気になる子に出会えたら、トイプードル側の親犬の被毛を見せてもらい、毛の巻きの強さを確認しておくと成長後のお手入れを見通しやすくなります。あわせて、鼻づらの長さも見ておきたいポイントです。

パグ寄りの短い鼻づらを受け継いだ子は、暑い時期の散歩を朝夕の涼しい時間に寄せる工夫が向いています。夏の過ごし方はパグの夏の暑さ対策で紹介しているため、迎える季節にあわせて準備を整えておきましょう。

保護犬の里親という選択肢もあり、ミックス犬が募集の対象になっている例も見られます。探し方の違いはパグの里親になる方法にまとめているため、複数の方法を並行して見ておくとパグドルとの出会いの機会が広がっていくでしょう。

まとめ

パグドルは、パグとトイプードルから生まれるミックス犬で、被毛が巻き毛タイプ・短毛タイプ・中間のウェーブタイプに分かれます。巻き毛寄りなら月1回程度のトリミングが暮らしに加わり、短毛寄りなら換毛期のブラッシングが中心になります。どちらに出ても続けやすい形でお手入れを組み立てる姿勢が大切です

毛質の輪郭は生後半年前後から見えてきます。迎える前に親犬の被毛を確認しておくと、道具も費用も見通しを立てやすくなるでしょう。値段は両親犬と同じ20万円台が一つの目安となります。

個体差の幅そのものが魅力になるミックス犬は、パグドルのほかにも知られています。パグとチワワのミックス犬「チワパグ」や、パグとポメラニアンのミックス犬「ポメパグ」も同じ見守る楽しさを持つ組み合わせです。伸びていく毛を整える時間も、抜けた毛をとかし出す時間も、パグドルと暮らす日々の楽しみになっていくのではないでしょうか。