パグは社交的な性格から、多頭飼いに向いている犬種といわれています。本記事では、多頭飼いを始めるときの3つのコツと、新しい仔を迎える際の慣らし方まで、順を追って詳しくわかりやすく丁寧にまとめて紹介します。

パグは、人にも他の犬にも友好的に接する個体が多く、多頭飼いに向いている犬種と考えられています。初対面の犬にも物おじせず近づいていく傾向があり、先住犬がいる家庭にもなじみやすいでしょう。同じ犬種同士であれば、体格や運動量の感覚も近く、生活リズムを合わせやすいという側面もあります。
攻撃的になることが少ない性格のため、相性が合わない場合でも大きなトラブルに発展しにくいという側面もあります。パグ同士の相性については、パグは子供・他ペットと相性が良いの記事でも紹介しています。
とはいえ、性格には個体差があります。パグだからといって多頭飼いに向いているとは限らないため、実際の相性は少しずつ確認しながら見極めていくことが大切です。

多頭飼いを始める前に、先住犬との年齢差や性格の傾向を考慮しておくと、その後の関係づくりがスムーズに進みやすくなります。

多頭飼いを始めるときは、それぞれのパグに公平に接することが大切です。片方だけをかわいがったり、叱る対象を偏らせたりすると、パグ同士の関係にも影響が出ることがあります。撫でる時間やおやつの量なども、できるだけ均等になるよう意識するとよいでしょう。

家族が無理に仲良くさせようとせず、一歩下がって見守る姿勢も大切です。パグ同士のかかわり方は、犬たちのペースに任せることで自然と築かれていきます。
一頭を叱るときに、もう一頭が近くにいる場合は、対象がどちらか分かるように意識して接することも大切です。あいまいな叱り方は、双方に混乱を招くことがあります。

食事は、1頭ずつ個別に管理することが基本です。複数のパグを一緒に食べさせると、食べる速さの違いから、片方が多く食べすぎてしまうことがあります。
それぞれの適正体重や体調に合わせて、食事量を個別に調整することが大切です。体重管理の具体的な目安は、パグの体重管理・食事量の記事でも紹介しています。
食事のスペースを分けておくと、それぞれのペースで落ち着いて食べられるようになります。食べ終わる速さに差がある場合は、早く食べ終わった方が相手の食器に近づかないよう見守っておくと安心です。

しつけについても、それぞれの性格に合わせて個別に行うことが基本です。1頭だけをまとめて叱ったりほめたりすると、意図が正しく伝わらないことがあります。
個々の理解度や性格に応じて、しつけの進め方を調整することがポイントです。時間をかけて、それぞれのパグとしっかり向き合う時間を作りましょう。
一頭ずつ別の部屋で練習する時間を設けると、周囲に気を取られず集中して取り組みやすくなります。基本的なしつけの進め方は、パグのしつけの記事でも詳しく紹介しています。

新しくもう1頭を迎える場合は、いきなり対面させず、少しずつ慣らしていくことが大切です。まずは別々の部屋で過ごし、においや気配に慣れてもらうところから始めるとよいでしょう。
対面させる際は、飼い主が立ち会い、落ち着いた環境で短時間から始めることがポイントです。先住犬の様子を見ながら、少しずつ一緒に過ごす時間を延ばしていきましょう。
最初のうちは、食事や寝る場所を完全に分けておくと、無用な緊張を避けやすくなります。関係が落ち着いてきたら、少しずつ同じ空間で過ごす時間を増やしていくとよいでしょう。

慣れるまでの期間には個体差があります。数日で打ち解ける場合もあれば、数週間かけてゆっくり距離を縮めていく場合もあるため、その子たちのペースに合わせることが大切です。
パグは社交的な性格から、多頭飼いに向いている犬種です。依怙贔屓せず公平に接し、食事やしつけは個別に管理することが、良好な関係づくりの基本になります。
新しい仔を迎える際は、焦らず段階を踏んで慣らしていきましょう。それぞれのパグに十分な愛情と時間を注ぎ、個々の性格を尊重しながら向き合うことが、多頭飼いを長く楽しむための土台になります。
パグは子供・他ペットと相性が良いとあわせて、多頭飼いの参考にしてみてください。