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パグは飛行機に乗れる?短頭種の受け入れ制限まとめ

パグが飛行機に乗れるかどうかは、利用する航空会社によって条件が大きく異なります。本記事では、ANA・JAL・LCC各社の受け入れ規定を一次情報にもとづいて整理し、乗れない時期・路線の代替手段まで紹介します。

結論|パグは航空会社によって条件が大きく異なる

航空会社ごとのパグの受け入れ条件を比較した4パターンの図

パグの飛行機利用は、航空会社ごとに規定が異なり、大きく4つのパターンに分かれます。

  • ANA・ソラシドエア・AirDo・スターフライヤー(貨物):毎年5月1日〜10月31日はパグを含む短頭犬種の受け入れを中止
  • JAL:ブルドッグ・フレンチブルドッグ(雑種を除く)が通年受け入れ不可で、パグは通年受け入れ可能
  • LCC各社(Peach・Jetstar Japan・Spring Japan):ペットの輸送そのものを扱っていない
  • スターフライヤー:国内で唯一、客室に同乗できるサービスを提供

同じ「短頭犬種」というくくりでも、航空会社によって受け入れの範囲が大きく異なるため、利用予定の航空会社の規定を個別に確認することが欠かせません。次の見出しから、それぞれ詳しく見ていきましょう。

航空会社ごとの規定を正確に比較

ANA系とJALの短頭種受け入れ規定の違いを比較した図

パグの飛行機利用については、ANAとJALの規定を同じものとして紹介している情報も見られますが、実際には両社の対応は異なります。ここでは航空会社ごとに正確な内容を整理します。

ANA・ソラシドエア・AirDo・スターフライヤー(貨物)|5月〜10月は受け入れ停止

ANAでは、パグを含む13の短頭犬種について、毎年5月1日から10月31日までの期間、貨物室での預かりを中止しています。これは、気温・湿度が上がる時期に、短頭種が呼吸のしづらさから熱中症を起こすおそれがあるという考え方にもとづいた措置です。

ソラシドエア・AirDoの貨物、スターフライヤーの貨物オプションも、ANAとほぼ同じ犬種・期間で受け入れを停止しています。これらの航空会社を利用する場合、5〜10月の期間は日程の調整が必要になります。

なお、受け入れ期間中であっても、クレートを二重に覆うことは換気の妨げになるとして認められていません。移動当日は、指定されたクレートの取り扱い方法にも目を通しておくと安心です。

JAL|パグは通年受け入れ可能

JALの規定は、ANA系とは異なります。JAL公式サイトでは、短頭犬であるブルドッグとフレンチブルドッグ(雑種を除く)はお預けいただけないとされています。一方で、パグやチン、ボストンテリアなど他の短鼻犬・短頭犬は預け入れができると案内されています。この内容は、JAL公式サイト|手荷物・ペットの受託ページで2026年7月に確認しました。

つまり、JALではパグは通年を通じて預け入れが可能で、対象外となるのはブルドッグとフレンチブルドッグ(雑種を除く)です。夏季の時期をどうしても避けられない場合、JALの利用を検討する価値があります。

LCC各社|ペット輸送を扱わない

Peach Aviation・Jetstar Japan・Spring Japanといった国内LCC各社は、ペットの輸送を受け付けていません。客室・貨物室のいずれも対象外で、補助犬を除き犬種を問わず利用できない点は共通しています。

LCCの多くは、生きた動物を運ぶために必要な貨物室の与圧・空調設備を備えていないことを理由として挙げています。LCCでの移動を予定している場合は、パグの移動には別の交通手段を検討する必要があります。

スターフライヤーの「FLY WITH PET!」|国内唯一の客室同乗サービス

スターフライヤーは、国内の航空会社で唯一、ペットと客室に同乗できるサービスを提供しています。クレートのサイズ制限や搭乗人数の上限、事前予約などの条件はありますが、貨物室を使わずに移動できる選択肢です。

クレートのサイズは機内持ち込み用の上限が定められており、利用料金も貨物室を使う場合とは別体系です。このサービスは犬種による除外の記載がなく、サイズ・体調面の条件を満たせば利用できる可能性があります。詳しい条件や料金は、予約時に航空会社へ直接確認することをおすすめします。

利用するクレートの規定

飛行機で利用するクレートのサイズ区分を示した図

飛行機でパグを預ける場合は、各社が定めるクレートのサイズ・素材の条件を満たす必要があります。ANAはS・M・L・LLの区分、JALはS・M・L・XLの区分でクレートを受け付けています。JALではソフトタイプや折りたたみ式のクレートは受け付けていません

クレートの選び方やサイズの測り方については、パグのキャリー・クレートの選び方で詳しく紹介しています。

なぜ短頭種に規定があるのか

涼しい室内で落ち着いて過ごしているパグの様子

短頭種に関する受け入れ規定は、航空会社が公表している考え方にもとづいています。パグのような短頭種は、気道が狭く呼吸がしづらいため、慣れない環境で興奮したときに、体温調節がうまくいかなくなるおそれがあるとされています。

貨物室は客室に比べて温度・気圧の変化が大きくなりやすい空間です。航空会社各社が示す規定は、こうした環境変化からパグを守るために設けられているものと捉えることができます。

この特性を理解したうえで、暑い時期を避けたり、事前にクレートに慣らしておいたりすることで、負担を減らしてあげられます。パグを守ってあげるための知識として、規定の背景を知っておくとよいでしょう。

飛行機が使えない時期・路線の代替手段

飛行機が使えない場合の3つの代替手段を示した図解

夏季の時期や、そもそもペット輸送を扱わない航空会社を利用する場合は、飛行機以外の移動手段も選択肢に入ります。

車での移動であれば、パグと車でのお出かけで紹介しているクレートの固定方法や休憩の取り方が参考になります。長距離であれば、パグと新幹線・電車での移動で紹介している手回り品ルールにもとづいて、新幹線・電車を利用する方法もあります。

飛行機を避けたい時期と旅行・帰省の予定が重なる場合や、移動そのものが難しい場合は、パグを預ける選択肢も検討してみてください。ペットホテル・ペットシッター・陸送を紹介しています。複数の選択肢を知っておくことで、時期や状況に合わせて柔軟に計画を立てられます

まとめ

パグの飛行機利用は、ANA系が5〜10月に受け入れを停止する一方、JALはパグを通年受け入れているというように、航空会社によって条件が大きく異なります。LCC各社はペット輸送そのものを扱わないため、利用予定の航空会社の規定を個別に確認することが欠かせません。

夏季や路線の都合で飛行機が使えない場合も、車・新幹線・電車、ペットホテルや陸送など、パグに合った移動手段を選べます。移動クラスタ全体の選択肢は、パグとのおでかけ・移動ガイドでまとめて確認できます。

※本記事の内容は2026年7月時点の情報です。航空会社の規定は変更されることがあるため、最新の内容は各社公式サイトでご確認ください。